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植繊機の処理能力を算定する場合の考え方

剪定枝や刈草を処理する機械として植繊機がありますが、その処理方法は剪定枝や刈草を中のスクリューで圧搾して熱処理を行い、次第に狭くなるシリンダーで更に圧力をかけ加圧・混練し、繊維を解繊・膨潤処理することによって、驚くほど微生物の関与を受けやすい性状へ変化させる機械です。

役所から植繊機の能力について実証試験の指示があった場合、通常の破砕機の能力を算定する場合であれば上から投入して下から出て来るだけの話ですから、投入して処理にかかる時間を測定する方法で問題ないのですが、植繊機に関しては処理物が出始めてから出終わりの重量を測定する方式では、シリンダー内で圧搾してパンチングから排出される際のタイムラグと、処理がある程度終わった後に最後の方に出て来るものの勢いは最大稼働時の量とは異なるのではないかという考えもあります。

つまり、最大処理能力を算定するには、剪定枝や刈草を投入して植繊機の排出口から出始めて安定して状態と投入口にまだ処理物が残っていてシリンダー内が処理物で満たされている一定の時間の処理量が最大処理能力というわけです。

しかし、実証試験を行う場合は役所の担当者と綿密な協議を行う必要があります。